テキストエディターって使っていますか。
プログラマーやライターさんのかたなら必須のアイテムなのでしょうが、それ以外の人にとってはあまりなじみのないツールかもしれませんね。
何でも、小説を書く人は、エディターではなくワープロを使っている人も多いみたいです。今ではスマホやタブレットなんかとも共有できるからと「Evernote」を使う人も多いんだとか。
MS-DOS時代のテキストエディター
MS-DOS時代、定番のエディターといえば「VZエディタ」。
当時は、オフコンなどの事務処理システムを作っていました。プログラムのコーディング作業はオフコンで直接するのが一般的でしたが、「VZエディタ」が登場してからは、コーディング作業には「VZエディタ」を使ったものです。
ワープロで文書を作るときでも、まずは「VZエディタ」で文章を書いて、できた文章をワープロで読みこんで整形するという作業でした。
この頃は、パソコン自体も高額で自分で購入できたパソコンといえば低スペックで、ワープロでも何ページもあるドキュメントを作成するのは、とてもイライラする作業でしたからね。
昨今のテキストエディター事情
Windows95が登場してMS-DOSからもすっかり切り替わり、オフコンからの脱却も進みだしたころは、自分もCOBOLからは身を引いていました。
あることをきっかけに、Windowsソフトの作成にDelphiを使い始めたのですが、統合開発環境があって、プログラミングにエディターを用意する必要がなかったのです。
パソコンの価格もずいぶん安くなってきていて、個人でも割とスペックの高いパソコンを使うことができてきました。こうなると、もうエディターで文章を書いてワープロで整形するという作業は必要なく、文書の作成もワープロで直接書くようになっていました。
利用シーンによって使い分けているテキストエディター
だからといって、テキストエディターはいらないのかというとそんなことはないですね。うちでは絶対必須のツールです。
HTMLの編集には「ez-HTML」
ホームページの作成は、ホームページ・ビルダーを卒業してからは、「ez-HTML」を使って直接HTMLを編集しています。
うちのホームページはテンプレートを使っているので、いちからHTMLを編集していくことはなく、部分的な修正作業になります。
完成した後のメンテナンスもちょっとした手直しをしてすぐに「ez-HTML」からアップロードできるので気に入っています。
blogの執筆には「CatMemoNote」
もともと文章を書くのが苦手なので、ブログの記事を書くときも直接WEB上で書き込むことができません。
思いついたワードをメモのように書き留めていきます。その後、そのワードに肉付けするように文章にしていくのですが、文章になるまでには、何日もかかることもあります。
とにかく思いついたワードや気になった単語をひたすらメモしていきます。
このため、編集するためのテキストエディターというよりは、メモを管理できるエディターが必要でした。
で、この作業に「CatMemoNote」が最適なのです。
作者のサイト:http://www.cc9.ne.jp/~pappara/
CSVデータの作成・編集には、「Cassava Editor」と「EmEditor」
今は、CSVデータの編集にエクセルは使わなくなりました。
以前は使っていたのですが、ある事情ですべての項目をダブルクォーテーション「”」で囲まなければいけないことがありました。
この作業がエクセルではできなかったので、簡単にできる方法を探していたときに「Cassava Editor」を見つけました。
CSVデータを編集するならエクセルよりも使いやすかったですし、文字コードに「UTF-8」を指定して保存できるのも助かりました。
作者のサイト:https://www.asukaze.net/
また、以前から使っていた「EmEditor」が進化して、今ではCSVデータの編集がものすごく軽快です。12万件以上もある郵便番号データでも瞬時に開いてすぐに編集が始められます。
作者のサイト:https://jp.emeditor.com/
grepと比較には、「秀丸エディタ」
Windowsでは定番の「秀丸エディタ」もコーディングには使わなくなった今でも必須のアイテムです。
コーディングはIDEのエディターを使っても、grepで検索するときは「秀丸エディタ」を使っています。
また異なるバージョンのソースなど二つの文章を比較して見比べることも多いのですが、この作業にも「秀丸エディタ」を使います。
どちらの機能もIDEに備わっているのも知っていますけどね。
作者のサイト:https://hide.maruo.co.jp/
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