UMIDIGIで音声通話ができない

UMIDIGI C1 Max および UMIDIGI G1 Max で体験した不具合です。
2023年9月、「UMIDIGI A5 Pro」から「UMIDIGI C1 Max」にリプレースしました。
すぐに電話が掛けられないことに気付き返品。このときは、機種全般的に発生している不具合とは気付かず、次に「UMIDIGI G1 Max」を注文。
C1 MaxとG1 Maxは外回りのデザインは異なるけど中身はまったく同じ製品なのです。(知らなかった)
残念ながら、G1 Maxでも同じ不具合が出てしまいました。結果から言うと、今のところこの不具合は解消することができていません。
不具合の内容は、「音声通話」ができないことです。電話発信も着信もできません。電話を掛けてもらうと相手側には「話中音」が流れるそうです。

不具合状況の詳細

自分はnifmoという「MVNO」を利用しています。NTTドコモの回線を使っていますね。
この手の現象はたいていはAPNの設定ができていないか間違っているからですが、今回はAPNの設定は正しくできています。
「UMIDIGI A5 Pro」にSIMを付け替えてテストすると正常なので、SIM自体にも問題はないと思われます。
G1 Maxでワイヤレスアップデートを実行して、最新状態にすると「VoLTE」のオン/オフの設定項目が表示されるようになり、これをオンにすればスマホのステータスバー上に「VoLTE」と表示されるようになります。
この状態にすると音声通話はできなくなります。電話の発着信はできませんが、データ通信はできるみたいです。
SMSも正常で、WiFiの届いていないところでもインターネットに接続もできています。

VoLTEをオフにしてみる

「VoLTE」の設定をオフにすると、ステータスバーから「VoLTE」の表示が消え、この状態にすると音声通話もできるようになります。
ただし、ステータスバーの表示を見ていると回線種別が「LTE」の表示が「3G」に変わり、通話が終わるとまた「LTE」に表示が変わります。
なんとか使えますが、正常な動きではありません。
今は3G回線で音声通話かできているのでしょうが、3Gの提供は終了予定が発表されているので3G提供終了後は使えなくなることでしょう。

悪あがき

キャリアから指定されるAPNの設定内容のほかに、ネットで検索した対処法を頼りにいろいろ試してみました。
通常は設定しなくてもよい「ベアラー」や「MVNOの種類」を指定してみたり、APNに「ims」の設定を追加してみたり。
あとは、「##4636##」でEngineer Modeの設定を確認してみたりしました。
ここで有線ネットワークの種類を「LTE only」に設定して試しましたが効果なしです。
##83781##」で「VoLte WhiteList Enable」をオンにするという情報を見つけましたが、「VoLte WhiteList Enable」の項目が見つかりません。

それでもUMIDIGIが好き

最後に、販売店の「UMIDIGI日本公式ショップ」に問い合わせをしたところ、不具合品のため返品対応するとのことでした。
最初はこの機種すべてに発生している不具合とは知らず、すでに一度「UMIDIGI C1 Max」を同じ現象で返品しています。
そして、「UMIDIGI G1 Max」を購入し直したのですが、C1 MaxとG1 Maxとで型番は違いますが、外見が異なるだけで中身はまったく同じ製品みたいです。
よく調べるべきでした。
さてさて、予算内で同じくらいのスペックの機種は見つからないしどうしようかな?

おわりに

迷いに迷ったのですが、G1 Maxを使い続けることにしました。
一度、C1 Maxを返品していることに気が引けたというのもあります。
VoLTEをオフにしておけば、とりあえず使えるし。
あと、自分は音声通話はほとんど使わないので、まぁこれで良しとしておくことにします。(対処法は探し続けますけどね)
さて、G3のサービスが終了したときに、この決断を悔やむことになるのかどうか。それはもう少し先のブログネタということで。

今回のピックアップ

UMIDIGI A5 ProからUMIDIGI G1 Maxにリプレースしました。
残念ながら、音声通話に不具合があります。
キャリアによって、状況は異なるみたいです。
nifmoでは使えません。ただ、使えないのは音声通話のみでSMSなどは大丈夫です。
なので、SMSを使った二段階認証などは可能です。
C1 Maxも同様の現象が発生します。
もちろん、返品対応はしてくれます。うちではそのまま使ってますけど。