FiiNoteからOneNoteへ

ずっと愛用してきたAndroidスマホ用のノートアプリ「FiiNote」ですが、残念ながら乗り換えることにしました。
長い間、作業日報を記録するツールとして使ってきたのですが、グループごとに分類して管理できるし、手書きも通常の入力もできるし、写真も貼り付けられるしと自分にとっては非常に使いやすいお気に入りのアプリでした。
あとから前回やった作業内容を確認したいときも、簡単に見たい日報を探し出すことができてすごく重宝していました。
本当はこのままずっと使い続けたかったのですが、長い間ずっと使い続けていたからこそ乗り換えないといけなくなってしまった。
というところでしょうか。

FiiNoteをやめる訳は

自分が書き留めていた作業日報には写真も多く使っていたこともあってか、データ保存先のストレージを圧迫するようになってしまったのです。
SDカードへ保存先を変更できれば良かったのですが、このときのバージョンではできなかったと思います。
過去の作業内容を確認しながら現在の作業を進めていくことも多かったので、古いデータを消してしまうこともできませんでした。

FiiNoteのデータはPDF化

思いついた作戦は、「FiiNote」にはPDF化する機能があったので、PDFに変換したファイルをSDカードへ移動し、PDF化した日報は削除してストレージを空けるという方法です。
PDFファイル内の文書からはキーワード検索して、読みたい日報を探さないといけないのですが、これが一筋縄ではいかなかったのです。
どうやら、テキストも画像としてPDF化されているようで、これをテキスト検索できるようにPCソフトを使って変換しないといけなかったのです。
この変換作業が想像以上に時間がかかると言うこともあって、だんだんと煩わしく感じるようになってしまいました。

別のアプリへの移行準備

そこで、思い切って代替えのアプリを探すことにしたのです。
自分にとっての「ノートアプリ」の主な用途は「作業日報」の記録です。
お客さまのところで作業をしてその場で記録していくのですが、作業箇所の写真に撮っておくこともたくさんあります。
作業依頼を受けるとき、「前回と同じ」と言われることもよくあるので、前回の作業日報を読み返して内容を確認しなから作業することもあります。

ノートアプリに望んだ機能

そんな程度で「ノートアプリ」にはそれほど特殊な高機能は必要ないなと思っていました。

  • 種類ごとにノートを分類できて、その種類ごとにノートが一覧できる
  • ノートの中身はテキストと写真を混在できる
  • データの保存先をクラウドかSDカードに設定できてメインストレージを圧迫しない
  • コストは年間で5000円以内には抑えたい

と、手書きや音声、動画保存などの機能は特に望んでいなかったので、選択肢はたくさんあるんだろうと思っていたのですが甘かったようです。
これだというアプリはなかなか見つかりません。

とりあえずOneNoteへ

Google Play ストアで「ノートアプリ」を検索して探したのですが、なかなかこれだというものが見つかりませんでした。
実際に一つ一つインストールしてみたわけではないので、多分見落としがあるとは思います。紹介画像だけから判断していったのですが、種類ごとに分類できてノートを一覧で管理できそうなものがなかなか見つかりません。
定番のEvernoteは良かったのですが、無料のFREEプランでは制限が多すぎて厳しそうです。有料のPERSONALプランは予算オーバーで踏み切れませんでした。
ということで、たどり着いたのはMicrosoftの「OneNote」でした。

OneNoteのフォント問題

「OneNote」は以前から知っていたのですが、フォントの指定がうまくいかず、使うことをためらっていたアプリです。
スマホで文字を入力していくと不規則にフォントが変わってしまうのです。絵文字の✅や半角の英数字などを入力したりするとおかしくなるみたいです。
キーボードアプリに定型文登録をしておいて、それを貼り付けてもフォントが不規則に変わっていたりして、非常に見づらいですね。
ですが、その他の部分は希望に添っているので「OneNote」へ切り替えることにしました。

スマホでPDF文書内をgrep

今までの「FiiNote」で作った作業日報はすべてPDF化してSDカードへ保存しました。このとき、文書内のテキストもちゃんと検索できるようにPCのソフトを使って変換しています。この作業は少しめんどくさかったですが。
あと、PDFの文書の中からキーワード検索するツールはパソコンではいろいろなアプリを見かけますが、Androidスマホ用ではなかなか見つけることができず、やっと見つけた「DocSearch」は日本語化されておらず、使い方を調べるのには苦労しました。が、今はいい具合に機能してくれています。

OneNoteを使ってみて・・・

フォントの件はネットで検索してみるとかなり以前からあるバグらしいのですが、今のところ改善される様子はなさそうです。
フォントの違いくらいがまんできそうですが、絵文字の✅をたくさん使っているのですが、フォントによって全然イメージが違うためものすごく見にくい文書になってしまいます。でもこれはがまんすることにしましょう。
ノートの管理は希望通りの種類ごとに分類できて一覧表示されるのでこれは良かったです。

OneNoteで気に入った機能

写真については、Microsoftの「Lens」と同等のカメラが起動するので、紙で渡された指示書もスキャナーで読み込んだように貼り付けられます。
多少斜めから撮っても自動で補正してくれるのでこれは非常に助かります。お客さまのところではコピー機も借りにくいのでこの機能はいいですね。一緒に日報の中に貼り付けて保存できるようになりました。
保存先はクラウドになります。「OneNote」のデータは何か特別な圧縮がされているのでしょうか??クラウドの容量も心配していましたが、思っていたより全然少ない容量で済んでいるのでびっくりしています。
自分はMicrosoft 365 Personalを使っているので今はクラウドの容量も気にする必要も無いのですが、いつかMicrosoft 365 Personalを使わなくなったときも5Gのクラウド領域は無料で使えるし、「OneNote」も無料で使えそうです。
ただ、新しいスマホに買い換えてメインストレージに余裕がある機種ならまたそのときは「FiiNote」にもどるかもしれませんが。

今回のピックアップ

UMIDIGI A5 ProからUMIDIGI G1 Maxにリプレースしました。
残念ながら、音声通話に不具合があります。
キャリアによって、状況は異なるみたいです。
nifmoでは使えません。ただ、使えないのは音声通話のみでSMSなどは大丈夫です。
なので、SMSを使った二段階認証などは可能です。
C1 Maxも同様の現象が発生します。
もちろん、返品対応はしてくれます。うちではそのまま使ってますけど。